死亡保険金の探し方
親の認知能力が低下したり、死亡したりした場合に、財産を発見することが難しい場合がある。
どこの銀行と付き合っていたか、どこの証券会社と付き合っていたか、不動産はどれだけ持っているか、どこの生命保険会社と付き合っていたか、借金はないか、などなど。
令和3年7月からどこの保険会社の生命保険に加入しているかを一括で調べる制度が開始した。生命保険契約照会制度である。
生命保険協会のホームページの専用フォームから申し込み手続きを行い、ネットか郵送で申請する。利用料は1照会当たり税込み3,000円らしい。
照会を行える者は、
相続の場合
- 照会対象者の相続人
- 照会対象者の相続人の代理人
- 照会対象者の遺言執行人
認知判断能力低下の場合
- 照会対象者の法定代理人または任意後見人
- 照会対象者の任意代理人(ただし1の代理人がいる場合は不可)
- 照会対象者の3親等内の親族及びその代理人
となっている。
親としては子のために財産目録を作ってあげていればより親切だ。しかし、終活が流行って久しいが、未だ亡くなる前に自分の財産を洗い出して整理して、お亡くなりになった方を見たことがない。
そこまで求めるのは酷か?