· 

税務調査で現金が合わない

現金実査

 もう10年になるだろうか、日銭が入る商売の個人事業店で調査を受けたとき、調査官が現金実査をしたいということだったので応じた。現金実査をされたのはこのときが後にも先にも初めてだ。

 

 現金は1番単純なようで、1番難しい。私も監査法人のお手伝いをさせていただいているので、現金実査をさせていただくことがある。その場面では偉そうに講釈を垂れる手前、自分でも毎日まじめに帳面を付け、毎日現金の残高を確認しているが、何かの拍子に現金が合わないということはままある。

 変な話、職業会計人たる私がまじめにやって、月に1度くらいは現金残が違うのだから、個人の店主さんが合わないのはある程度仕方がないと私は考えている。

 

 そのときも2,000円ほど現金残が合わなかった。というか私としては、現金実査ができる現金帳をその時点で作っていたということで、十分な努力をされていることを評価したい。それで2,000円しか違わないなんてエクセレントと思ったが…💦。

 

 調査官も講釈は言っていたが、そのことは理解できるようで、それ以上の追及はなかった。

 

 調査官は自分の現金は完全に管理されているのだろうか?プライベートと商売とは違うということか?

 

 本当に現金を合わせることは難しい。