Ｙ点の諸要素について、検討してみたが結局何ができるかということをまとめる。

1. 現状把握。上限に達している指標は対策できない。
2. 利子補給金は支払利息と相殺表示する。
3. 社長借入は無利息とする。
4. 社長等の貸付金に認定利息を計上する必要がある場合は損益計算書で受け入れる。
5. 配当利回りの高い有価証券への投資を検討する。
6. 借入金を期末に返済し、翌期首借りなおす。
7. 雑収入の中で営業収益に計上できそうなものはないか確かめる。
8. 施工管理者の人件費のうち事務的業務に関するものを販売費一般管理費に仕訳する。
9. 助成金のうち工事原価計算書の費目から控除してもよさそうなものはないか検討する。
10. 期中除却あるいは売却した減価償却資産について減価償却費を計上しない。特別損失で控除する。
11. 臨時巨額な経費（例えば修繕費、退職金、有価証券の評価損）を営業外費用ではなく、特別損失で処理できないか検討する。
12. 補助金や助成金で営業損益の部で処理できるものがないか検討する。
13. 税法上の特別控除や特別償却を受けることができる場合、特別控除か利益処分方式の特別償却準備金の積立のいずれが有利か検討する。

　以上が、チェック項目である。