経営事項審査X7
x7(営業キャッシュフロー
=(当期分の営業キャシュフロー指標+前期分の営業キャッシュフロー指標)/2
営業キャッシュフロー指標={(経常利益)+(減価償却実施額)+(引当金増減額)-(法人税等)-(売掛金増減額)+(仕入債務増減額)-(棚卸資産増減額)+(受入金増減額)}/1億
ただし、△10<=x7<=15
この指標も大きいほど点数がよくなる。
減価償却費は原則的には毎期規則的に計上しなければならない。引当金を計上しても多くの場合経常利益がその分減少する。売掛金、買掛金の支払い条件については、得意先又は仕入先との契約がある。棚卸資産の計上を少なくすることも難しい。そのほかの入金も何らかの取引条件があってやっていることなので、調整するのは難しそうだ。
ということはやはり、経常利益が少しでも大きくなるよう工夫することか。経常利益についてはx4で検討したが要点は以下の通りだ。
- 期中売却あるいは除却した固定資産の減価償却費は計上しない。
- 臨時巨額な損失は特別損失に計上する。
- 補助金給付金を取得した場合は、営業損益の部あるいは営業外損益の部で処理する。