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友達の連帯保証人になっちゃたのですが、どうにかできませんか?

連帯保証の保証を請求されたとき

 「どうにもできません。」と答えられれば楽なのだが、税理士・行政書士稼業はそうはいかない。

 

 とりあえず事情を聞くと、友達が家を借りるのに連帯保証人兼身元引受人にもなってあげたとのこと。しかし、その友達が4か月ほど前に倒れて入院することになり、大家さんから連帯保証人に請求が来たので4か月分の家賃を支払ったとのこと。友達は年金生活者なので、年金が通帳に振り込まれているはずとのことだった。また、コロナのため友達との面会ができていないので、友達の健康状態も不明とのことであった。

 

 調べてみたがやはり大家さんが納得してくれないと連帯保証人を下りることは難しい。

 

 そこでとりあえず、面会できないか病院に掛け合ったが、やはり面会は無理とのことであった。次に友達に手紙を書いて病院へ送ったが返答はなかった。そこでとりあえず、住民票をあげて友達の生死を確認することにしたが、生きていることが分かった。

 

 次にできることは支払督促を友達あてに送るか、少額訴訟を起こすかことかな~と思っているが、そうなると税理士・行政書士ではできないので、司法書士さんに頼むことをアドバイスしようかと思っているが、相談者はもう少し待ってみるとのことであった。

 

 今回のことで連帯保証人になることの恐ろしさを身をもって体験しこりごりだろう。