社会保険料の計算五捨六入に使えるエクセル関数
私の事務所では、給与計算の依頼も請け負っている。給与計算は細かな注意点が多い上、計算ミスは従業員の方にとっては死活問題なので責任重大だ。
給与計算をする場合できるだけ自動計算できるようエクセルで算式を組んだりしているが、エクセルの算式で対応しにくいのが五捨六入の端数処理。社会保険料の計算では五捨六入の端数処理が多用されるため厄介だと感じていたが、この度、私の事務所の従業員が画期的な方法を教えてくれた。
社会保険料の五捨六入の計算とは、例えば保険料が645.5円と計算された場合四捨五入なら646円の保険料と言うことになるが、五捨六入では645円となり1円の差が出る。1円なので良いかと許してくれれば気楽だが、お客様はそうはいかないので算式をちゃんと考えないといけないという寸法だ。
そこで、情弱税理士の私が教えてもらった方法がエクセルのceiling関数を使うという方法。ceiling関数は端数を切り上げる関数なので、例えば645.5円をceiling関数に当てはめると646円となる。ただ正解は645円なので少し工夫。計算結果から0.59999を引いてceiling関数に当てはめるというものだ。
例えばceiling関数を利用すれば、645.5円から0.59999を引くと644.某となり、小数点以下を切り上げて645と計算される。正解。
また645.1から0.59999引いてceiling関数に当てはめるとこれまた645と計算される。正解。
次に645.8の場合0.59999を差し引いてceiling関数に当てはめると646と計算されこれまた正解だ。
う~ん、エクセレント。